株式会社モニクルリサーチ 代表取締役 泉田 良輔
“個人投資家と機関投資家では、投資情報の格差が非常に大きい。だからこそ、その差を埋めることができれば、投資人口の増加につなげられるのではないか。”
2013年、金融業界で証券アナリストなどをしてきた私はこのように考え、同じく金融業界のキャリアがある原田とともに、メディア事業を行う会社を創業しました。そして、自分の判断で投資ができる人を増やすべく、個人投資家向けWebメディア「Longine(ロンジン)」を立ち上げました。それが、モニクルリサーチの前身であるナビゲータープラットフォームの始まりです。
それから、私たちは投資初心者向けのメディアや金融経済メディアなど複数のメディアを立ち上げてきました。金融のプロだからこそ届けられる情報を通じて、「貯蓄から投資へ」という国をあげてのスローガンを実現したいと考えたのです。
当初、私たちのメディアの読者層は投資に興味のある人が多く、8割が男性でした。「もっと多様な読者に情報を届けたい」と、2018年に金融経済メディア『投信1（トウシンワン）』をくらしとお金の経済メディア『LIMO』へとリブランディングしました。求めたのは、”親しみやすさ”です。
ありがたいことに、リブランディングが功を奏し、『LIMO』は経済メディアにおいては珍しく、女性読者から多くの支持をいただくことができました。そして、月間ユニークユーザー数が1200万人を超える日本最大級の経済メディアへと成長しました。今では、そのほか多くのメディアも立ち上がり、金融にまつわるさまざまな情報発信を行っています。
私たちがメディアをスタートさせた時から一貫して大切にしていることがあります。それは、しっかりと一次情報を見極め、分析すること。私自身、証券アナリストとして、会社や官公庁が発表している正確な情報をチェックし、分析をしてきました。ネット上に数多くの情報があふれているからこそ、一次情報をもとに分析し、正確に情報を伝える役割を担いたいと考えています。
そして、そんな一次情報を収集し、分析するプロの集団であり続けたいという思いを込めて、2024年に社名を「モニクルリサーチ」へと変更しました。
LIMOは国内最大級の金融経済メディアに成長し、多くの読者の方に、日常的に読んでいただけるまで成長しました。10年以上前に目指していた「貯蓄から投資へ」というキーワードが、少しずつ現実味を帯びてきたように感じています。
しかし、いまだに日本の金融教育は進んでいるとは言えず、課題が山積しています。私たちは、これからも読者の金融リテラシーの向上やお金にまつわる情報格差の解消に貢献することで、金融教育の推進に寄与していきたいと考えています。誰もが安心して使える情報のプラットフォームを目指して、邁進いたします。
愛媛県出身。慶應義塾大学卒業後、日本生命保険、フィデリティ投信で外国株式や日本株式のポートフォリオマネージャーや証券アナリストとして勤務。2013年3月、株式会社ナビゲータープラットフォーム（現：株式会社モニクルリサーチ）を共同設立し、取締役に就任（現在は代表取締役）。2018年11月、株式会社OneMile Partners（現：株式会社モニクルフィナンシャル）を共同設立し、取締役に就任。2021年10月、ナビゲータープラットフォームとOneMile Partnersの親会社として、株式会社モニクルを設立し、取締役に就任。
もっと身近に、
もっとわかりやすく。
メディア運営を通じて、読者の気づきをともに提供していく仲間を募集しています。全員がフルリモートでの環境で、柔軟な働き方を求める優秀な人材を求めています。
MORE
